元寇750年 日本・モンゴル合同慰霊祭「平和の祈り」

今年は、鎌倉時代にモンゴル帝国が福岡市などに攻めてきた元寇(弘安の役)から750年の節目の年。

当宮兼務社 元寇神社は国指定史跡元寇防塁の横に鎮座し、我らが先祖の御神霊と共に、元軍兵士(モンゴル帝国)の御霊も合祀されています。

元寇神社(福岡市早良区西新7丁目4 )

敵味方関係なく亡くなった人に敬意を表し、恩讐を越えてお祀りされております日本唯一の神社です。
このことに在モンゴル名誉領事が感銘を受けられ、駐日モンゴル国特命全権大使ご参列のもと、毎年元寇祭が執り行われる10月20日に祭典を開催する運びとなりました 。

バンズラグチ バヤルサイハン 駐日モンゴル国特命全権大使
シーテヴェ アルタン イルデン 在福岡モンゴル国名誉領事

祭典奉仕は、日本側から紅葉八幡宮の神職、南蔵院・雷山観音の僧侶

写真中央:紅葉八幡宮 平山晶生宮司、左:南蔵院 林覚乗住職、右:雷山千如寺大悲王院 喜多村龍介住職
神道の祝詞奏上
真言宗の読経

モンゴル側から、ガンダン寺、ハムレヒ寺、ダハン寺の僧侶

写真中央:ガンダン寺ドラムラグチャー・ジャブザンドルジ大住職
モンゴル仏教の読経。一番右が大住職
お香を持って参列者を清めるモンゴル僧侶

ガンダン寺大住職ドラムラグチャー・ジャブザンドルジ氏は、5000人の僧侶を抱えるモンゴル国最大・最高位寺院の座主。共にご奉仕ができて光栄でした 。

モンゴル仏教の奉仕では、お香が焚かれ、6名の僧侶による読経がなされました。当宮の歴史上初めての光景です。

日本とモンゴル、神道と仏教、多宗教多文化の祭典となりました。

その後社殿横駐車場において、日本とモンゴルの文化交流会が行われました。

日本からは、筑紫舞、古武道演武、太鼓演奏

モンゴルからは、馬頭琴、長唄の披露がありました

筑紫舞
柳生新影流兵法
紅太鼓
馬頭琴と長唄

今後の日本とモンゴルとの関係にとって大変意義深い式典となりました。

お越しいただきました皆様、誠にありがとうございました 。