令和元年の夏祭り~その4~

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皆様、これは何か知っておられますか?

 

 

そうです。茅の輪(ちのわ)です。

 

この茅の輪をくぐると厄災除け、病除けになると言われています。

 

この時期全国の神社で見られる光景です。

 

この茅の輪のくぐり方は、先ずおもむろに、茅の輪の前に立ちます。

 

 

そこから輪をくぐり左側に回ります。

 

 

元の場所に戻ってきたら、次に右に回ります。

 

 

更に戻ってきたら再度、左に回ります。

 

 

戻ってきたら今度はくぐってそのまま社殿前に進み、お詣りしておしまいです。

 

つまり左回り・右回り・左回り・神社社殿の順番です。

 

当神社では、夏祭り前日の9日から夏祭り後の14か15日くらいまで設置の予定です。

 

当神社に限らず茅の輪を見かけたら上のくぐり方を参考にしてくぐってみてください。

 

 

さて、この茅の輪神事の起源は、釈日本紀に所載している伝承が基になっているといわれています。

 

昔、南方の地に来た男が、土地の兄弟に一夜の宿をお願いすると、裕福な弟は拒み、兄の蘇民将来(そみんしょうらい)は貧しい身であったが快諾し、おもてなしをしたそうです。

 

その後、再度その地を訪れた男は、蘇民将来に、自分が「スサノオノミコト」であると正体を明かし、

 

「もし天下に悪疫が流行した際には、茅(ちがや)を以て輪を作り、これを腰につけていれば免れるであろう」と教えました。

 

その教えに従い、蘇民将来の子孫は生き残り、後々まで栄えたとのことです。めでたし、めでたし。

 

以上の故事に基づき、蘇民将来と書いてこれを門口に張れば、災厄を免れるという信仰が生じ、また祓の神事に茅の輪を作ってこれをくぐり越えるようになったと言われています。

 

とにかく古くから行われている行事です。

 

夏祭りにお越しの際にはお忘れなくおくぐりください。

 

皆様のご来社お待ちしております。